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こころにやさしい公園の評価指標 -Heartful Park Index-

こころにやさしい公園の評価指標ロゴ

これからの公園には、ただそこにあるだけでなく「居心地が良くて、思わず歩きたくなるまちづくり」や、私たちの「心の豊かさ(ウェルビーイング)」を支える役割が期待されています。

そこで、千葉大学と日比谷アメニスは共同研究を行い、公園が持つ多様な価値や課題を見える化して、さらに社会に役立てるための仕組みを考えました。

具体的には、ワールドアーバンパークス(WUP)が掲げる12のウェルビーイング指標を起点に、実際の公園で何度もテストと改良を重ね、「こころにやさしい公園の評価指標(Heartful Park Index:HPI)」を開発しました。

HPIの構成

HPIは、日常的に公園の管理運営に携わる公園管理者が主体となって活用するもので、「立地指標」と「取組指標」の2つに大別されます。

見える化されたデータは、管理者が自分たちの活動の社会的価値を立証する、客観的な証拠になります。

これを市民の皆様や行政の方々と共有すれば、これまで言葉にしづらかった公園の良さや隠れた課題が、みんなの「共通のものさし」に変わります。

共通データを見ながら話し合うことで、立場を超えたスムーズなコミュニケーションが生まれ、納得感のある合意形成につなげることができます。

立地指標

公園周辺の人口データや環境条件などを分析し、現在の利用者だけでなく「公園に来ていない潜在的な利用者」も含めたポテンシャルや地域性を把握します。各評価項目のデータの把握状況に基づき,「S」から「C」の4段階でランク評価する仕組みです。

取組指標

安全性、アクセス性、健康、コミュニティ形成など、管理者の創意工夫が利用者のウェルビーイングや地域の価値向上にどう繋がっているかを見える化します。
各カテゴリーには,実施することが強く望まれる「推奨項目」と,標準的な管理水準を示す「標準項目」が配置されています。推奨項目と標準項目の達成状況にウェイトを調整する係数処理を行い、100点満点でスコア化される仕組みです。

活用方法

以下のサイクルを継続的に回すことで、公園の社会的価値の向上を図っていきます。

サイクルを継続的に回すことで、公園の社会的価値の向上を図っていきます。

1.公園管理者による評価:公園本来の強みや潜在価値と今後の課題を認識します。

2.管理内容の見直し:明らかになった強みや潜在価値を強化し、課題を解決する方法を模索します。

3.改善策の実践:公園の強みや潜在価値を発展させ、課題が改善し、公園の社会的価値が向上していきます。

HPIの詳細

日本造園学会のランドスケープ技術報告集に論文が掲載されていますのでご覧ください。

【掲載論文の詳細】

タイトル:「公園の社会的価値向上のための管理運営指標」の開発:その意義と課題
掲載先:日本造園学会 ランドスケープ技術報告集

⇒ 論文掲載ページ

導入・活用に関するお問い合わせ

本共同研究グループでは、HPIが公園管理運営の現場で広く活用されることを目指し、評価ツールやガイドブックを提供しております。より多くのフィードバックをいただく事で、より実務に即した指標へと進化させたいと考えております。

地方自治体の担当者様、公園管理運営組織(指定管理者等)の皆様、地域活動を行う市民団体の皆様等、主体の種類を問わず、HPIにご興味をお持ちの方や、HPIの評価指標の提供を希望される方は、以下の受付フォームよりお気軽にお問合せください。

⇒ 受付フォーム

【ガイドブック】